遠方に行けば行くほどあなたの会社が不利益に陥る理由と根拠

売り上げはあって、粗利も出ている。

なのにお金が残らない…

そんな風に悩む経営者は多いです。

とある住宅会社の経営者の方と話した時、
その方も例に漏れず悩んでいたのですが…

よくあるような、飲み屋に行って散財しているわけではなく、ギャンブルが好きなわけでもなく、高級車を乗り回すのでもなくて、
無駄使いもしないのに、お金が残らないと話す経営者は、よくいます。

仕事の範囲を訪ねてみると、問い合わせがあれば県内全域は出向くとの事。

都道府県によっては、高速道路を使っても片道1.5時間~2時間かかる所もあるので
往復4時間弱はかかります。

1か月通い続けることもでてきます。

でも売上金額が大きいのでやめるのはもったいないという意識が働くそうですが…

リフォーム工事の相見積で工事が30日かかった場合

見積もり作成

この仕事の売り上げを300万円と仮定。

見積もり時、往復4時間と高速代金、ガソリン代を諸経費に入れても成約することは出来るでしょうか?

片道2時間の高速代金は約3000円とすれば、往復6000円。
ガソリンも2日に1回給油とすれば、1日約2000円必要です。

これを1ヶ月、30日続けたとすれば、

高速代金180,000円
ガソリン代60,000円
合計240,0000円の交通費がかかることになりますね。

この経費を見積もりに入れれば、相見積の時点で負けが確定。

だからこの会社は一切、見積もりに計上できなくなるわけです。

でないと相見積で仕事を取ることもできないのですから…

リフォーム工事、遠方の仕事はやらない

仕事を断る勇気

こうなれば売り上げはあるのに、お金が残らないサイクルが確立されてしまいます。
仕事があっても遠方となると、お金が残らないことになるのです。

この工事があなたの会社の近くであれば240,000円は浮くし、
体力的にもしんどい思いはしなくてすみます。

遠方に行くだけで目に見えない損害が発生する。
目先の利益だけをみていると、このような状況に陥りがちです。

私も経験してきたことなので、よくわかります。

目先にとらわれず、遠方の工事は絶対やめてくださいね。