リフォーム会社に多能工職人がいる場合といない場合を徹底比較!

最近では、「多能工養成スクール」というような、職人を育ててくれる養成所があります。

そこで研修することで、壁のクロスを張ったり、トイレの便器を設置したり、更には、ガス給湯器などが設置できるようになります。


要は、一人前の職人に育ててくれる養成所ですね。

全くの素人から職人に育て上げるのはなかなか難しく時間もかかるので、
そういったスクールを利用して、職人になってから雇う会社も少なくありません。

今回は、リフォーム会社の視点から、多能工職人についてお話していきます。

リフォーム会社に多能工職人がいるかいないかの違い

自社に職人がおらず、外注に依頼する場合

外注の参考画像

例えばトイレ工事を請け負い、便器の交換、壁のクロスの張り替えがあるとします。

この場合、自社に対応できる職人がいない場合、外注に頼まざるを得ません。
外注もそれぞれ、便器を取り付ける水道屋さん、壁のクロスを張るクロス屋さんが必要になりますよね。

工事日程を決める場合、それぞれの外注業者の予定をすり合わせる必要もでてきます。
その上、お客様の予定にも合わせる必要があります。

要は、2度、3度、手間がかかるわけですね。


リフォーム会社にとって、このような流れは手間がかかるのです。
出来ればお客様の日程だけを調整して工事をするのが理想ですよね。


さらに工事中、お客様に何か尋ねられれば、社員は即答出来ますが、
これが外注の場合、自分の判断でお客様に伝えることはできないので、お客様にとっても不満要素となりかねません。

自社に多能工職人がいる場合

社員のイメージ画像

他に請け負っている工事の予定とすり合わせるだけで工事スケジュールを組むことができるため、
お客様にもスムーズに対応が可能になります。


お客様の日程に合わせることもでき、工事の段取りも社員で全てまかなえる。
言うことなしですね。 

多能工職人がいない場合の粗利

粗利参考画像

先ほどあげた例、トイレ工事を水道、クロスそれぞれ外注で発注する場合で考えてみます。


トイレ工事全体で、売上が195000円だとしましょう。

水道屋さんが便器代と取り付け施工費を入れた金額は128000円、クロス屋さんがクロス代と床代を入れて施工費を入れたら28000円。

となると、外注の原価は両方で156000円になり、あなたの会社に残る利益は39000円になります。

自社に多能工職人がいる場合の粗利



このトイレ工事を自社で全て行う場合は、
便器の原価100000円
クロス代と床代の原価5300円
自社の粗利89700円となり、
多能工の職人がいるだけで、利益が残ります。

多能工職人はリフォーム会社に必須



結論。
多能工職人があなたの会社にいないなら、今すぐにでも入れましょう。

これまでみてきたように、自社に多能工職人がいるといないのとでは、粗利益が2倍以上変わってきます。
そして、面倒な工事手配や待ち時間のロスも解消されます。


私が経営するリフォーム会社にも3人の多能工職人がいます。

多能工職人を自社に入れたのではなくて、自社で多能工職人に仕上げました。

多能工職人は、わざわざスクールに入れて育てるなんて手間をかける必要はありません。


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