あなたの会社にも、コンサル会社から、DMやチラシが届くことがあるのではないでしょうか。
つい最近、大手のコンサル会社から送られてきたチラシがありました。
その中には、自社のショールームを持つことが、集客に役立つ、と書かれていました。
これは、リフォームの集客方法としてよく言われているものですね。
リフォーム会社が自社のショールームを持ったら、売上1.9億円から4億円になった！
なんて派手にパフォーマンスしていますが、ショールームを持った人が全員そのようになるとは限りません。
あなたの会社にとって自社ショールームが本当に必要なのかじっくりと検討していきましょう。
ショールームを持てばお客様が増える？
ショールームを持つメリット
まずは自社でショールームを持っている場合、どんなメリットがあるのか一緒にみてみましょう。
- ショールームがある事でお客様にリフォーム会社として認知してもらえやすい。
- ショールームを使い、自社でイベントが行える。
- ショールームに商品があるので実際に手に取って頂ける
- ショールームがあるとお客様に足を運んでもらいやすい。
- どのメーカーの商品も好きなように展示できる
- 見込み客を集めやすい
- 自社の在庫商品も目玉商品として展示できる
他にも様々あるかと思いますが、いくつもメリットはありそうです。
ショール―ムを持つデメリットとリスク
では逆に、デメリットとリスクも見ていきましょう。
- ショールームとなると広い空間が必要（賃料月５０万円以上（山口県を例にしています）
- ショールームには受付の方が必要（最低２名で月３０万円）
- ショールームを掃除するクリーニング業者が必要（月5万円以上）
- ショールームの維持管理費（月３万円以上）
- ショールームの年間必要経費（約７３０万円以上必要）
- 敷金家賃の６か月分、礼金家賃の１か月分、仲介手数料家賃の１か月として、入居前に最低でも約４００万円必要
- 県や市で賃貸物件の保証料が必要
- 展示商品も自社で購入する必要がある。
- 展示商品入れ替えにも商品代、商品組立代などが必要
主にお金がかかる、というリスクになりますが、これが一番のデメリット。
他にもまだまだありそうですが、ざっと書き出してみるだけでも結構な経費がかかります。
本題は、ここまで経費をかけてまで、自社ショールームを持つ必要があるのかどうか、ということになりますよね。
中小企業には、自社ショールームは不要
私の個人的な意見では、ハッキリ言って無駄です。
ショールームだけにかかる必要経費は約７３０万円。
この経費を出せる年間の売り上げとして粗利２０％で計算すると、５０００万円以上。
月約４２０万円の売上はショールームだけで必要、となります。
ここまでの費用をかけてショールームを持つ必要がありません。
資金に余裕がある大手だけが持てばよいだけです。
個人経営のリフォーム会社には、自社ショールームを持つ必要性はありません。
ショールームを持っている会社にリフォーム案件を全部取られてしまうのかというと、そうではありません。
大金叩いてショールームを持つことなんかよりも比べ物にならないほどの集客効果を引き出せる、しかも無料の方法があるのです。
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