出来る会社はココが違う!?相見積を改善して他社に負けない手法!

工務店の社長から相談がありました。
「私の会社の見積もりは安いはずなのに、成約にならないのはなぜなのでしょう…」とのこと。
このような相談を受けるとき、相手は工務店の社長が多いですね。

見積が安いという理由



工務店の社長はなぜ、「見積もりが安い」と言い切れるのでしょう。

話をしていくうちに、「今までは高めの見積もりを出していたけれど全く成約できなかったから、10%下げた」ということが見えてきました。

他社の見積もり価格を知っているのか尋ねると、他社の見積額はわからないとのこと。

これはこの社長の「自分勝手な思い込みから立てる見積もり」となるため、成約できないのは当たり前です。

敵をリサーチする



やはりまずは市場価格を調べる必要があります。

トイレであれば○○円。キッチンであれば○○円。
さらに競合他社が何社いるのか、その会社らがいくらで見積もりを出すのか、これを把握していないといつまで経っても成約は出来ないでしょう。

移動費、ガソリン代、その他の経費で赤字続きになります。

どのようにして他社の見積もり価格を知るのかという話ですが、
方法は沢山ありますが、私がよくやっていたのは、相見積の時は必ず先に見積もりをお客様に提出して成約できるかは別問題として、

「他社の見積もり金額はいくらでしたでしょうか?もしよろしければ今後の参考にしたいので拝見させて頂く事はできるでしょうか?」と申し出ます。

ほぼOKなので他社の見積もりを確認し、更に「写真を撮ってもよろしいでしょうか?」と確認をとります。

このようにして他社の見積もり価格を調べていったのち、見積もり価格で競合他社に負けるような事はありませんでした。

他社の見積もり金額を知ることは不可欠!



もし相見積で成約できない事が続いているのであれば、必ず競合他社の見積もり価格を調べてください。

何が高いか何が安いのか、金額の差がわかります。

商品代が安いとなれば仕入れ先を新しく開拓する必要もあるし、
工賃が割高であれば見直す必要もあります。

相見積で成約できなかったとしても、「手ぶらでは帰らない」、この心意気が大事になってきます。

とにかく調べる事はおこなっていきましょう。
あなたの会社を成長させる事が出来るのは、社長のあなただけなのですから。