建築関係の経営者は常に、良い商材や、良い集客方法に対してアンテナを張っています。
セミナーなどにも安くはない授業料を払って出向く人をたくさん知っているので、勉強熱心な人が多いという印象です。
良いと思えば、潔くパーンと支払うイメージがありますね。
セミナーについて言うと、たいそうな金額を持って行かれますが、本当に金額相応の価値があるのかは傍から見れば疑問です。
今回は、勉強熱心な人だからこそ陥りがちな、おざなりになりがちな当たり前なこと、についてお話したいと思います。
経営者が夢見がちな、一発逆転なんてありえない
なぜこのようなセミナーが人気なのかというと、経営者は「明日から劇的に変わる」「来月は売上1000万になる」などと、魔法のような方法が見つかるかもと淡い期待を抱いているからです。
はっきり言えば、「魔法の方法」はどこにも眠っていません。
何の商売でもそうですが、下積みは必ず必要なのです。
一発逆転なんてありません。それが現実です。
下積みなしで一気に稼げる商売なんてないのです。
基礎的なことを徹底してできる会社は安泰
下積みは家でいうと「基礎」になります。
しっかり基礎が出来ていれば家は倒れることはありません。
商売でも同じ。基礎が出来てないと、何かあったらすぐに会社は傾いてしまいます。
ほんとうに上手くいっている会社を調べてみてください。
魔法のような特別なことはなにもしていなくて、平凡な事を改良しながらやり続けているのがわかります。
平凡な事を淡々と続けることほど、しんどいものはありません。
当たり前のことを当たり前にやることが一番難しい
平凡だからと、直ぐ飽きて、目新しいものに目が行き、辞めてしまうのです。
会社にとっても、お客様にとっても、平凡な事ほど大切で、重視すべきだと私は思います。
例えば、外壁塗装をして頂くお客様がいるとしましょう。
成約になった場合、お礼の電話やはがきを送る
近隣に工事前の挨拶をする
近隣に工事後の挨拶をする
一ヵ月点検の葉書を送る
DMを送る
3ヶ月点検の葉書を送る
半年点検の葉書を送る
一年点検の葉書を送る
これらは当たり前の事ですが、出来ていない会社は多数あります。
経営者の方もちゃんとわかっていて、
「これは本当はやった方が良いのはわかるけど、忙しいから葉書なんて書く暇がない」と言います。
だけど、高いお金を払って高額のセミナーには出向く。
高額セミナーに出る時間はあるけれど、地道に継続することができない。
みていると、そんな経営者がほとんどです。
どこかで一発逆転できる!と信じてやまないわけですね。
セミナーに1回出るよりも、お客様一人一人を大切にしていった方が何年後かには必ずあなたの実になります。
「それは知っている」、「本当はやった方が良い」とわかっていることは、大概、さほどお金もかかりません。
なのに、やらない。
夢見てセミナーへと、足蹴に通うのです。。。
だからやっぱり積み重ねが大事
平凡を積み重ねる事が一番商売で大事です。
上手くいっている会社は、しっかりと仕組をつくってやっています。
おおよその人が出来ない、「あたりまえの継続」ができる会社は必ず上手くいきますね。
あなたの会社では、「当たり前のこと」がおざなりになっていませんか?
この機会に、見直してみてくださいね。