リフォーム経営の方から、よく相談されることがあります。
それは、「チラシを作りたいけど、どう作れば良いのかわからない」というもの。
だから広告代理店に頼んでチラシのデザインを丸投げし、出来上がったチラシに金額を入れたり、訂正して使うというのが一般的なようです。
広告代理店に丸投げするとどうなるのか
「チラシはデザインが全て」と勘違いしている経営者は多いのですが、注意が必要です。
デザイン会社はデザインを熟知したプロなので、かっこいいチラシが出来上がってくるはずだし、あなたもそのチラシをみてテンションが上がるでしょう。
「このチラシなら必ず問い合わせがある!」と思い込み、
10万部を新聞折込にいれたら60件ぐらい問い合わせがあるんではないか?と期待をこめますが、結果、散々な問い合わせ件数…
こんなことはよくある話です。
その結果だけを見て懲りごりし、「チラシでは反応が取れない」と思い込んでしまうわけですね。
チラシは、正しく作れば反応が取れる媒体です。
失敗するには理由があるのです。
上記の場合は何がいけないのか、原因を探っていきましょう。
チラシで失敗する理由
理由1 チラシ全体の構成やデザインを全て広告代理店に丸投げしたこと。
あなたの会社がどのような状況でチラシを打つのかはっきりしていないこと、
デザインが良ければ問い合わせがあると勘違いしている事に起因しています。
更に広告代理店は、チラシを作ることが仕事であり、電話を鳴らすことが仕事ではないということです。
広告代理店は、電話が鳴らない、問い合わせも少ないなら、「これを半年間続けてみましょう」と提案します。
10万部印刷、折り込みを入れたとしたら1回で50万前後の資金が必要です。
半年続ければ、300万必要になります。
おわかりでしょうが、これは広告代理店の営業マンのセールストークです。
騙されてはいけません。
理由2 10万部の印刷、10万部の新聞折込
いきなり10万部印刷するのではなく、最初は2000部程度印刷して折り込みに入れてみる。
小さくテストして繰り返す必要があります。
これで問い合わせが無ければチラシの内容を少し変えてみたり、折込の曜日を変えてみたりと細かいテストをすべきです。
10万部の新聞折込は資金に余裕のある大手のやり方です。
マネしたら痛い目にあいます…
理由3 新聞折込での問い合わせは良くて3000分の1
10万部を新聞折込にいれても問い合わせは、よくて30件前後。
その30件も新聞折込に入れた日にではなくて、その後の1か月間で30件前後というのが現実なのです。
チラシを使って本気で問い合わせを増やすには
失敗する理由をみていきましたが、本気でチラシで問い合わせを増やそうと思っているのであれば、チラシの内容やデザインは経営者が考えるべきです。
自社は何の工事に強いのか、
大手と同じことをしていないか、
色んなチラシを見て色々と考え、あなたの会社にあったチラシを作ることが超重要です。
商品を売りたいのか、
新規のお客さんを集客したいのか、
内容次第でチラシのデザインや中身は変わります。
まずは何のためにチラシを打つのかをしっかりと考えてあなたの会社に合ったチラシをつくってください。
そのチラシを改良、改良していけば問い合わせがある素晴らしいチラシが必ず出来上がります。
くれぐれも問い合わせがあるチラシを競合他社には見せないようにしてくださいね。
私も現在、チラシをつくり、テストを繰り返しています。
良いしチラシか否かの判断基準は「お問合せの数」。
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